採点されない問題があるか?@TOEIC [TOEIC全般]

TOEICを何回か経験すると受験直後の手ごたえと実スコアに差異を感じることが時々あります。

私の場合は800点を越えてから、そのギャップが大きく、前回(第160回)の時などはTBRで答え合わせの後ですら、

合計800点前後が今回の結果予想です。

と言っていたし、PART7で8問も塗り絵したのに結果が875点だったので驚きました。

また、こういうスコアの出方をするのは、少し力が上がったのでラッキー加点が付いたからだと少し思(い上が)ってもいました。

でも本当にそうなのかについてはずーっと疑問に思っていたのですが、今日たまたま読んだ少し古い雑誌(ハーバードビジネスレビュー日本版2010年4月号)で目に飛び込んで来たのが、

アメリカの大学進学適正試験(SAT)では、実際には採点されない問題がある

というコラム記事です。もう少し詳しく言うと、

試験実施機関が自分達の目的のために、実際には採点されない問題を紛れこませている

とのことですが、具体的には、

問題の作成者は、これら採点されない問題への解答を参考にして、将来の試験問題を考えたり、現行の試験の難易度を均一化したりすることに役立てている

のだそうです。

勿論、

受験者は、どの問題が採点され、どの問題が採点されないのかについて知る術はない

のですが、

受験者がSATに費やす3時間45分の内、25分間は採点されない問題に充てられている

とのことで百分率で換算すると約11%に相当します。

TOEICにおいては、TEX加藤さんがアビメ分析から、問題の難易度が高い場合に採点対象外となることがあることを指摘されたことがありますが、これが最初からそういう予定の問題だったのか、たまたま後でそうしたのかは分りません。

また、SATとTOEICの実施機関であるCollege BoardETSは別法人のようですが、仮に同じテスト方法論や採点処理に関する考え方に基づいていたならば、TOEICの場合の採点されない問題数は(先の11%から200問中)22問となります。

著名ブロガーの方々は相当数を正解されるので差異が出にくいのかもしれませんが、私のように、中途半端ゾーンから抜けられない中級者で、間違えた問題の多くが、この22問の範囲にあった場合、受験直後の手ごたえと実スコアに差異を感じることとなるのかもしれません。

まあ、これは私の想像&妄想であり、TOEICの実際はまた別なのだと思いますが、こんなことを考えなくてよくなるためにも、自信を持って回答して良いスコアを取る状態に早くもっていかなくてはなりません。


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