形容詞alternateとalternativeの違い [勉強の仕方や覚え方]
テスト前なのに細かな事が気になって仕方がありません。
例えば、今日は早くから
短期集中講座! TOEIC(R)TEST英文法問題集 (アスカカルチャー)
- 作者: 柴山 かつの
- 出版社/メーカー: 明日香出版社
- 発売日: 2010/03/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
で20分模試をしていたのですが、alternateとalternativeの違いが分らず、朝の6時過ぎから色々調べるはめになりました。
alternateには、名詞と動詞の用法もあるのですが、形容詞としては、
1.交互の,かわるがわるの
用例 a week of alternate snow and rain 雪と雨が交互に降った一週間
alternate hope and despair 一喜一憂2.一つおきの,互い違いの
用例 on alternate days [lines] 1 日[1 行]おきに、隔日[隔行]に3.【植物, 植物学】〈葉が〉(茎に対して)互生の
用例 alternate leaves 互生葉
となります。
一方で、alternativeの形容詞の用法は、
1.(二つのうち)どちらかを選ぶべき,二者択一の 《★時に三つ以上の場合もある》
用例 the alternative courses of death or life 生か死の二筋道2.代わりとなる,代わりの
用例 an alternative plan 代案
alternative energy sources=alternative sources of energy 代替エネルギー源
alternative fuels 代用燃料 《主として石油・ガス・石炭にとって代わるもの》
We have no alternative course. 他に手段がない3.慣習[伝統]的方法をとらない、新しい
用例 the alternative society 非伝統的社会
an alternative school オールターナティヴスクール 《伝統的なカリキュラムによらない新しい学校》
であり、TOEICの参考書でも項2の使われ方をよく見かけます。
ただ、これでもイマイチ違いが分りにくいのですが、教えて!gooさんによれば、
alternative は、名詞として”代替”、”代わりのもの”として使われることが多いです(その意味で形容詞もありです)。
一方alternateは、代わりになるもではなく、時間的シーケンスな意味で、交互にと言う意味で使います。
あるものが必要でもそれがないとき、別なものがそれに相当すればalternative になりうる、またある機械を使うときそれを必要な人が二人いて、交互に使うときは、alternateです。
だそうで、この「時間シーケンスな意味」で覚えるのがよいのかもしれません。
尤も、Yahoo!知恵袋さんでは、
米国では alternate と alternative の違いがぼやけて来て、両方を 「代替の、選択の」という意味に使う人が多くなって来ています。
辞書もこの点を認めています。 例えば、『ランダム英語辞典』では、alternate の所に [3] (米) = alternativeとあります。
となっています。
以上から、選択肢にalternateとalternativeの両方があって、何れかを選ばせるような問題は多分出ないと思います。