今年こそ英語&中国語 [英語全般]
地下鉄の売店で栄養ドリンクを飲んでいたら目に留まったのが、「今年こそ英語&中国語」と表紙にデカデカと載せた週刊ダイヤモンドの最新号
で、お約束通り直ぐに引っかかって買ってしまいました。
私の関心は当然タイトルの前半部で、簡単ながら以下に感想を交えながらレポートします。
先ず記事の構成は、初級、中級、上級別に分かれており、それぞれの目標を決めて「今年こそ英語」をマスターしようとなっているも、これはあまり気にする必要はありません。
プロローグでは、百マス計算/陰山メソッドで有名な陰山英男さんのTOEIC400点だった1年前からの勉強ぶりを完全密着レポートしているのですが、そもそも英語を勉強ようとし始めたキッカケは、
海外で僕の教育メソッドに興味を持ってくれている先生や生徒には、誠意を持って自分の言葉で話したい。
という目的があったからだそうです。この目的を持つことが大切なことは言うまでもないことであり、私の目的はこことここに書いています。
尤も、企業経営者となるとそれだけではないようで、自動車部品メーカーのユーシン社長の田邊耕ニさんは、
商談で好条件を引き出していくには、英語で直接対話するトップ営業が欠かせない。通訳を介していては勝負にならない。
と非常にシビアは事情を語っておられます。
また、方法に関してですが、グーグル名誉会長の村上憲郎さんは、英語の勉強を筋力トレーニングに例えて、
軽いダンベルを持ち上げていたのでは筋力はつかない。重たいダンベルで負荷を与えて鍛えることで、軽いダンベルが楽に持ち上がるようになるのだ。
と言っておられます。この辺りは、私のリスニング勉強でも感じたことと同じです。
初級編のラストには、15問の英語力診断テストがついており、早速トライして間違えた2問を恥ずかしながら晒します。
(文法)1.This medicine is(deadly)if ~のdeadlyに「a. 致命的」の意味があることを知りませんでした。lyを見たら副詞だと思い込む悪い癖です。
(語彙)9.The ex-dictator murmured his protestationの下線語に最も近い意味の語句としてmumbledを選べませんでした。というよりもこの2語とprotestationは知りませんでした。
それでも、13/15だと一応上級に分類されるようで「TOEIC800点を狙え」の頁に行くことになります。しかし、残念ながら、ここで書かれているのは既にTOEIC攻略本に書かれていること、例えば「パート3/4は設問を先に読め」とかのまとめです。
あと以前に紹介した千田潤一さんがTOEICスコア別英語トレーニングについて書いておられるのですが、その中の、
TOEICに出てくる単語の9割は、中学3年までに習う。中学・高校で習う文法や語彙を完全にマスターできていれば、730点は軽くクリアできる。
との発言に対しては、この「完全に」の度合いにもよりますが、少し無理があるのではないかという気がしました。ただ、千田先生の次元からみるとそうなのかもしれません。
スクール各校についての紹介の記事もありますが、楽天常務の鈴木尚さんが、
スクールに通う最大のメリットは、自分が伸びない原因を気づかせてくれることだ。(中略)もう一つのメリットは、生徒同士に仲間意識が芽生えることだ。頑張っているのは自分だけではないと励まされる。
とコメントしておられます。この前者を目的とすればスクールも価値があるような気がします。また、後者の仲間の重要性については私の一昨日の日記にも書きました。
以上、駆け足で紹介しましたが、これら以外にも英語勉強の道具に関してなど参考になる記事もありますので、宜しければ先ずは書店で手にして見てください。
コメント 0