900点特急のレビュー [参考書と道具]
の発売から1ケ月ちょっと経ったので、ボツボツとレビューも出てきましたが、それでも、日々の演習用として何周も回しているという話は一部の方を除いてあまり見かけません。
その理由はひょっとしてですが、多くの学習者が内容を消化するまでに至ってないのかもしれません。
でも決して、むやみに難しい問題が並んでいるわけではありません。
見かけない単語は確かに幾つかはありますが、大半は頻出でありながら、色んなことに気を付けないと解けない問題が多いのです。
また、加藤先生のデビュー作(?)だけあって、これでもかというくらい惜しみなく解説して下さっているので、非常に読み応えがあるということも影響していると思います。
言わば、
具沢山の豚骨ラーメン
のような感じで、麺を美味しくいただいた(問題を解いた)あとに、一つ一つの具やスープを味わい(一つ一つの解説を熟読し)たくなるので、どうしても熟読/消化するのに非常に時間が掛かってしまいます。
参考までにその具の幾つかを紹介するとこんな感じです。(著者や出販社に迷惑をかけてはいけないので、ネタバレ寸前で止めたつもりです。)
- resevationの「予約」以外の使い方
- criticalの後の前置詞of/for/toの違い
- 変化/修正を表す単語の整理:change・・・
- 付帯状況のWithのあとに来る過去分詞/現在分詞の違い
- be devoted toとbe devotingの使い分け
- 現在完了進行計と過去完了進行形の意味合いの違い
- 名詞の後に現在分詞で修飾できる場合の条件
- dueのあとの前置詞でto以外の場合のパターン
- 形と意味が似ているassureとensureの整理
どうでしょう?
難問というよりTOEIC学習者なら誰でも気になる問題ではないでしょうか?
これらを放っておいても、730点を取ってTOEICを卒業するのなら構いません。
ただ、それ以上を狙うのなら、真剣に取り組むべき参考書だと思います。
あと、非常に大きなお世話ですが「900点特急」というタイトルが学習者を構えさせた可能性はあります。
でも、ジックリ読んで行けば、その味をを十分に理解できるので気にする必要はありません。
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