TOEICテスト570点から920点迄の道のり [TOEIC結果]

このチャレンジがスタートしたのは2008年12月4日(木)の夜中の0時半に第144回TOEIC公開テストを申し込んだ時からなので、あと10日程で丸4年となります。

少し前まで全然「祝」でないまま4年目を終えることになるだろうと思っていただけに、第174回TOEIC公開テストに900点超えできたことは驚きでした。

もっとも、本当は昨年の前半に目標達成することを目論んでいただけに、今回masamasa*1さんからいただいた最大限の褒め言葉、

「遅いよ、遅すぎる!」

の通り、4年はかかり過ぎでもあります。

また、今回の920点は、偶々幾つかの幸運が重なった言わば追い風参考記録であることも承知しています。

それでも暫くは900点ホルダー面させていただくにあたり、一区切りつけるためにも、「英語がアカン人」のこの4年間のバタバタ振り

TOEIC_570_920.jpg 

をまとめておきます。

*1:伝説のTOEICブロガーで「TOEIC征服日記」を通じて多くの方に影響を与えられました。2011年3月に一旦、TOEICを引退されましたが、最近もネットラジオ界隈にたまに出没しておられます。

(Ⅰ)手探り期:570点(2009/01/11)~735点(2009/09/15)

どこから手を付けたらよいのかが分からなかったのですが、書店で見つけた仲川本

TOEICテストこれ1冊で全パートをモノにする―500点~860点突破のための解法テク&実戦問題

TOEICテストこれ1冊で全パートをモノにする―500点~860点突破のための解法テク&実戦問題

  • 作者: 仲川 浩世
  • 出版社/メーカー: こう書房
  • 発売日: 2006/11/10
  • メディア: 単行本

を読みながらTOEICがどんなテストであるかを改めて学びました。
この時期の重点はPART5ですが、当時既に定番の

1日1分レッスン!新TOEIC Test千本ノック!2 (祥伝社黄金文庫)

1日1分レッスン!新TOEIC Test千本ノック!2 (祥伝社黄金文庫)

  • 作者: 中村 澄子
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2009/03/10
  • メディア: 文庫
に取り組んだところ、凄く難しかったことを覚えています。
それでも周回することでPART5問題の出題パターンと要求レベルを掴むことができました。
一方、最初から310点のリスニングは、そこそこ感じがしたので、先の仲川本を使ってオーバーラッピングを始め、9月迄かかって100周しました。
あと攻略本で有名な

新TOEICテスト 直前の技術—スコアが上がりやすい順に学ぶ

新TOEICテスト 直前の技術—スコアが上がりやすい順に学ぶ

  • 作者: ロバート ヒルキ
  • 出版社/メーカー: アルク
  • 発売日: 2006/12/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

を通読し、攻略PARTの順を決めたのもこの頃です。
その上で腕試しとして、

TOEICテスト新公式問題集〈Vol.3〉

TOEICテスト新公式問題集〈Vol.3〉

  • 作者: Educational Testing Service
  • 出版社/メーカー: 国際ビジネスコミュニケーション協会
  • 発売日: 2008/03
  • メディア: 大型本

を解いたのですが、PART5だけでなく文法全般に所々弱点がある感じました。
そこで8月初めから、

新TOEIC TEST文法問題スピードアップ攻略法

新TOEIC TEST文法問題スピードアップ攻略法

  • 作者: 小石 裕子
  • 出版社/メーカー: 語研
  • 発売日: 2008/12/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


に取り組んだのですが基礎固めには良かったと思います。
そして迎えた第149回TOEIC公開テストでは、

L395
R340
T735

となったこともあり、少し成果が出たような気がしました。

TOEICでは730からがBクラスですし、この辺りを当時多くの企業で到達すべき目標ラインとしていたので、ここで一旦卒業にしようかと一瞬思いました。

しかし、このクラスのスコアは周りや知り合いに結構いたこともあり、やはり800点を目指したくなりました。

(Ⅱ)試行錯誤期:735点(2009/09/15)~855点(2010/07/25)

といってもどのようにすれば確実に800点を超えるのかが分かっていたわけでもありません。

そこで色んな本やブロガー諸氏の日記を読み漁りながらも手当たり次第に色んな参考書に手を出して行きました。

中でも当時発刊されたばかりの特急シリーズ、

1駅1題  新TOEIC TEST文法特急

1駅1題  新TOEIC TEST文法特急

  • 作者: 花田 徹也
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2009/10/07
  • メディア: 新書


には大変お世話になりました。

一方、リスニングにもようやく力を入れ始めました。

今から考えると遅すぎたのですが、iPodを買ったのは、勉強を始めてから1年以上経った2010年2月です。

公式問題集4冊を使って、

PART1:4つのstatementsを聴いてイメージを浮かべる
PART2:空で解答する
PART3/4:conversationsやtalksを聴いた後にquestionsに対して自分で解答する

を繰り返すことで結構地力の底上げになったような気がします。

加えて、中村澄子先生のリスニングセミナーに参加し、リスニング問題への取り組み方を学び、推奨された音声の1.3倍化などは即取り入れました。

その成果が出たのか、400点寸前でウロウロしていたリスニングが第156回公開テストでは大きく跳ね上がり、

TOEIC156_855.png

にてトータルでも800点を大幅に超えました。

もうAクラスは目の前です。そして、900点台が近づいて来たのようながしたのですがこれは大きた勘違いでした。

(Ⅲ)悪戦苦闘期:855点(2010/07/25)→875点(2011/01/30)

直近の目標はAクラス入りなるも、そんな目標も小さく見え、実際には900点をいかにクリアするかだけしか考えていませんでした。

少し記憶が曖昧ですが、当時は、

PART1/2:高得点で安定も時々ミスする
PART3/4:不安定で60問中50問前後
PART5/6:PART5=平均33問前後
PART7:塗り絵街道驀進中

と認識していたと思います。

ようするに各PARTとも少しづつ課題があるのです。

そこで、その各課題を埋めて行ったのがこの頃の勉強の中心です。

リスニングは、公式問題集やリスニングBOXのPART1~PART4をiPodで演習し続けていたのですが、1.3倍速でのシャドーイングも始めました。

加えて演習量を増やすために、

TOEICテスト本番攻略リスニング10回模試

TOEICテスト本番攻略リスニング10回模試

  • 作者: ジム・リー
  • 出版社/メーカー: 学研教育出版
  • 発売日: 2010/09/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

も始めました。
また、400点前後でウロウロしていたリーディング強化のヒントを掴むために、春のリスニングに続いて中村澄子先生のリーディングセミナーに出席し、それまでの我流の勉強法を見直しました。
中村先生が方々で強調しておられる英字紙購読は少し前から始めていたのですが、習慣化させたのもこの頃です。
PART7については、スコアが上がらず少し嫌気がさしていたもののいつまでも放置状態を続けておけず、

解きまくれ!リーディングドリルTOEIC TEST Part 7

解きまくれ!リーディングドリルTOEIC TEST Part 7

  • 作者: イ イクフン
  • 出版社/メーカー: スリーエーネットワーク
  • 発売日: 2010/09
  • メディア: 単行本

に取り組み、あらゆる解法のパターンや突っ込まれ方を学び初めました。
そして第160回TOEIC公開テストで、リスニングの更なる伸長のお蔭で、
TOEIC_160.JPG
にて、Aクラス入りを果たしました。
2010年7月の855点から2011年1月に875点という半年がかりでの20点upは必ずしも効率的ではありませんが、後は勢いで900点を超えるだけだと妄想していました。


(Ⅳ)七転八倒期:875点(2011/01/30)~920(2012/10/21)


2011年の元旦に、

今年の目標は、上半期中に900点です。具体的なイメージとしてはL465/R435です。

としていて、いきなり875点を獲ったので、900点まであと25点、ということは正答を5問追加すればいいと考えていました。

年初から勢いがついたこともあり、この頃はかなり勉強していて、2011年3月の公開テストで一気に900点突破することを目指していたのですが、そんなにうまくは行きません。

東日本大震災に伴って第161回TOEIC公開テスト(2011年3月13日)が中止となり、長く追っかけてきたmasamasaさんが引退され、そして、私自身が病気で入院/手術となるにつれ、スコアの方も足踏み状態となりました。

秋になってからも、私より後から勉強を始められたブロガーに先を越されたり、遥かに実力があるだろうけどなかなか900点を突破できないために突如フェードアウトされて方がいたりで、かなり苦しい時期に突入です。

そうなると勉強法にも悩み始めます。

その頃は基本方針として、既存の参考書をマスターして理解を深めることとしていました。

でも一方でどうしても惰性的だった面もありました。

同じ参考書の習熟を高めること自身は間違いではなかったのでしょうが、要するに上からなぞるようになってしまってはステップアップできないのです。

そこで、リスニング、リーディングとも演習の絶対量を増やすために、

TOEICテスト 完全攻略リーディング 10回模試 解説付き

TOEICテスト 完全攻略リーディング 10回模試 解説付き

  • 作者: LORI
  • 出版社/メーカー: 学研教育出版
  • 発売日: 2012/02/28
  • メディア: 単行本

TOEICテスト本番攻略リーディング10回模試

TOEICテスト本番攻略リーディング10回模試

  • 作者: カン・ジンオー
  • 出版社/メーカー: 学研教育出版
  • 発売日: 2010/09/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


TOEICテスト 完全攻略リスニング 10回模試 解説付き

TOEICテスト 完全攻略リスニング 10回模試 解説付き

  • 作者: Jung Sub Lim
  • 出版社/メーカー: 学研教育出版
  • 発売日: 2012/02/28
  • メディア: 単行本
TOEICテスト究極の模試600問

TOEICテスト究極の模試600問

  • 作者: ヒロ前田
  • 出版社/メーカー: アルク
  • 発売日: 2012/05/31
  • メディア: 大型本

に取り組み始めました。

特に、苦手なリーディングにおいては、

PART5/6:正答数と解答の所要時間PART別に記録
PART7:SP×2→DP×4→残りのSP別に解答時間を記録

にて、時間内に解き切れるようにして、その後に正答率をUPさせることを意識しました。

加えて、本来なら邪道なのかもしれませんが、3回チャレンジ法の1回目ばかりを繰り返す、つまり2回目に行かず解説を読まないで、できるだけ初見状態で模試し続けるなんてこともしました。

それでも、なかなか成果が出ません。

長い間800点台後半が続き900点の壁に跳ね返される内に、いつまでも同じ勉強を続けることに区切りをつけることも考えたりしていました。

ただ、少し変わったかもと思ったのは、初見、或いはそれに近いPART5でも正答数=36問以上が多くなったことです。

かつての「万年33問平均」から僅か3問プラスとなっただけですが、私にとっては大きな進歩です。

懸案のPART7も第173回TOEIC公開テストにおいて、焦って分からないループに入ったもの残り4分でSP×1set(5問)というチャンスに出会った時は、もう少しの所まで来たような気がしました。

そして、遂に第175回TOEIC公開テストで塗り絵無しを達成し余った時間でPART5を30問見直せた時は、ひょっとしたらリーディングでマグレがあるかもしれないと一瞬思いましたが、リスニング、特にPART2/3がボロボロに思えたので、900点超えは期待していませんでした。

それだけに結果を知った時は年甲斐もなく胸アツとなりました。


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