続・同じ参考書を何周も繰り返す理由 [勉強の仕方や覚え方]
先般の「同じ参考書を何周も繰り返す理由」は、光栄なことに、今週号の「極めろ!」メルマガで再び取り上げて下さいましたが、各氏からも非常に参考になる意見をいただきましたので、以下にまとめます。
先ずPART3/4/7ですが、K510さんの言われる、
解答を覚えてしまっていると、無意識のうちに、初見時よりも手を抜いてしまうことってあるかと思います。
についてはその通りなのですが、一方で、名無しの権兵衛さんからは、
無意識のうちにその問題の理路が辿れるのであれば、それは素晴らしいことじゃありませんか!
という考え方を教えていただきました。
理屈を飛ばしての解答暗記はどうかと思いますが、設問のされ方と選ばれるべき選択肢のイメージがsetで頭にあれば、役に立つことがあるのかもしれません。
ただ、PART1を何周もすると、写真を見るだけで音声を聴かなくても解答できたり、或いは、PART2もstatementを聴いただけでresoponsesを思い出したりして、これでいいのかとも思ってしまいますが、OJiMさんが別記事で書いて下さったように、
音声ファイルはリスニングの素材として毎日聞き込み
にシフトして、
最初は聞き取りにくかった音が聞こえるようになり、今はほぼ全ての英文がすっきりと聞こえます。
を目指すべきなのかもしれません。このことは、K510さんも、
問題を解くよりもリスニングに集中してシャドーイングとかリテンションに充てた方がいいような気がします。
と言っておられます。
でも、PART5/6は少し異なると思います。というのも極論するとこのパートは、
日々の勉強で学んだことを本番で思い出すテスト
だと思うからです。そのためには、K510さんの、
記憶している解答をフルに活用
を前提として、
自分の記憶の「穴」をつぶしていく
ために同じ参考書を何周もするのが有効です。そうすることで、名無しの権兵衛さんが仰る
学ぶ対象のアウトラインが頭に叩き込まれる
ようになり、色んな教材で学んで、
個々の問題が有機的に結ばれていく
と知識として定着します。OJiMさんの言われる、
読む、聞くことを主眼にして、「ついでに」問題を解くのがいいかなと思っています。
へ進むのはその次の段階だと思います。
以上、殆ど各氏の意見に乗っかった形ではありますが、現時点での私の考えを再度まとめました。
ただ、私の解釈が間違っている場合もありますし、また今後考えが変わるかもしれないことをご承知おき下さい。